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地方移住前に必ず確認すべきインターネット環境チェックリスト|Starlink mini実体験レビュー付き

コテツ

はじめに:なぜ“ネット環境”が地方移住の最優先事項なのか

地方移住を検討する際、住居・仕事・医療などを重視される方が多いですが
実はそれら以上に重要なのが「インターネット環境」です。

特にテレワーク、副業、配信、オンライン会議を行う人にとって
ネット品質は生活の基盤そのものです。

この記事では、地方移住の前に必ず確認したい7つのポイントを整理し
筆者が実際に使用している「Starlink mini」の実体験も紹介します。

地方のネット事情のリアル

地方、とくに山間部や谷間の集落では、都市部とはネット事情が大きく異なります。

筆者が住む地域の風景。
山に囲まれた“谷間の集落”では、携帯電波や固定回線が不安定になりやすい傾向があります。
  • 光回線が敷設されていない地域がある
  • 4G/5Gが屋内で極端に弱いことがある
  • 古い建物では屋内配線が未整備
  • 天候(降雪・雨)で品質が変動する場合がある

こうした事情から、ネット環境は「住んでから整える」ではなく
「住む前に確認」する必要があります。

インターネット環境チェックリスト(7ステップ)

ステップ1:固定回線(光回線)が引けるか確認する

光回線は最も安定しており、オンライン会議・テレワークには理想的です。

チェックポイント

  • 提供エリア検索で住所を入力する
  • 工事可能時期・費用の確認
  • 集合住宅・古民家の場合は屋内配線も確認
  • 自治体の整備計画も確認しておく

ステップ2:携帯回線(4G/5G)が実用レベルか確認する

地方の携帯回線は、以下の落とし穴があります。

  • エリアマップ上は「圏内」なのに屋内で弱い
  • 夜間や休日に速度が落ちる
  • 山影・林影など地形による電波の死角がある

できれば現地で、スマホやモバイルルーターを使って速度を測ることを推奨します。

ステップ3:固定回線が引けない地域の特徴を知る

以下に当てはまる地域は、固定回線が引けない可能性が高いです。

  • 山間部・谷間・林間の集落
  • 電柱や配管が老朽化している
  • 住戸が点在しており採算が合わない
  • 古民家・築年数が古い住宅

「自然豊かな地域=ネット弱地」の傾向は理解しておく必要があります。

ステップ4:衛星インターネット(Starlink)を選択肢に入れる

筆者(コテツ)は、Starlink miniを実際に導入しています。

庭先などの開けた場所でまずは仮設置し、速度計測や障害物チェックを行うのがポイントです。

メリット

  • 光回線不可の地域でも高速通信が可能
  • 山間部の“電波の死角”でも強い
  • 設置が比較的容易

注意点

  • 衛星切り替えのタイミングで短い通信断が発生する
  • 木や建物の遮蔽に弱い
  • 大雨など、天候が悪い時は接続が不安定になる

特に「衛星切り替えによる短時間の通信断」は
海外レビューでも指摘されており一定の現象として認識されています。

Starlinkアプリで「視界の障害物」を事前チェックする

Starlinkには、設置予定場所の“空の見え方”を解析し、
衛星通信を妨げる障害物の方向を3Dで可視化する機能 が搭載されています。

Starlinkアプリの障害物チェック画面。青が視界良好、赤が遮蔽物エリアを示す

導入前にこのチェックをしておくと、
・どこに置けば最適か
・木や建物がどの程度通信に影響するか
を簡単に確認できます。

青:視界が開けている方向
赤:障害物がある方向(通信が不安定になりやすい)

実際に筆者の環境では、南側は見通しが良いものの、
一部の方角に遮蔽物(山・建物)があることが可視化されました。

Starlink mini を導入する前に、
アプリでの障害物スキャン → 設置場所の仮決め
をしておくことを強くおすすめします。

もし障害物チェックで赤色が多く出た場合でも、
設置方法を工夫すれば改善できるケースがほとんどです。

障害物が多い場合どうするか?(ミニTips)

Starlinkは見通しが命なので、障害物(木・建物・山影)が多いと通信が不安定になります。
ただし、設置場所を少し工夫するだけで改善できるケースは多いです。

1. スタンドで高さを上げる

遮蔽物の多い環境では、
「高さを1〜2m上げるだけ」で赤色(遮蔽)が一気に減る ことがあります。

  • 三脚スタンド
  • 単管パイプ(筆者の自作例)
  • 屋根付近の高所

高さを出すのが最も効果的な改善方法です。

2. 南側(もしくは空が広い方向)を優先して設置

Starlinkの衛星は上空に広く分布していますが、
視界が最も広い方向に設置すると安定性が向上 します。

  • 山側 → 川側・田んぼ側へ移動
  • 家の裏側 → 表側へ移動
  • 建物の影になる位置を避ける
3. 位置を数メートル変えるだけでも改善する

実際にStarlink利用者の多くが報告している典型パターンです。

アプリの障害物ビュー(Obstructions Map)を見ながら
少しずつ動かして最も青が広い場所を探す のがコツ。

4. 一時的に“仮設置”して実測テストする

いきなり固定するより、まずは
仮置き → Speedtest → Zoomテスト → 障害物スキャン
の流れを試すと、最適解が早く見つかります。

5. 木の枝が原因の場合は季節差も考慮

意外と見落としがちですが、
夏(葉が茂る)→ 赤が増える
冬(落葉)→ 青が増える

というケースが多いです。

長期利用するなら季節変動も見ておくと安心。

ステップ5:現地で実測テストを行う

ネット環境は必ず現地で測定しましょう。

  • Speedtestで速度計測
  • Zoom/Meetで通話テスト
  • YouTube視聴での安定性
  • 夜間や休日など混雑時間帯のチェック

ステップ6:設置環境・電源・バックアップを確認する

Starlinkを安定して使うためには、設置場所・電源・停電対策の3点を事前にチェックすることが重要です。

1. 見通しの良い屋外スペースを確保する

Starlinkは「空をどれだけ広く見渡せるか」で性能が大きく変わります。
周囲に 樹木・建物・電線 などの遮蔽物があると、衛星切り替え時に短い通信断が発生することがあります。

  • 庭や屋根付近の開けた場所が理想
  • 可能なら高さを出せるスタンドを使用
    (筆者は単管パイプで自作スタンドを使用)

2. 安定した電源(付属の専用電源でOK)

Starlink mini は 専用電源アダプタが付属しており、追加の電源機器は不要 です。
消費電力は平均 20〜40W と低く、一般家庭のコンセントで安定して運用できます。

  • アイドル時:15W
  • 平均消費:20〜40W
    → 長時間稼働でも電力負荷が小さいのは大きなメリットです。

3. 停電時のバックアップを用意する(任意)

山間部や地方では停電リスクが都市部より高いため、必要に応じてバックアップ電源の用意を推奨します。

  • 小型UPS(無停電電源装置):瞬断対策に有効
  • AC出力付きモバイルバッテリー:短時間の通信維持が可能
  • ポータブル電源:長時間の停電時にも対応可能

Starlink mini は消費電力が小さいため、比較的小型のバッテリーでも動作させやすい点が魅力です。

これらが重要になります。

ステップ7:料金・制限・将来の拡張性を確認

ネット契約は意外と見落としがちなポイントがあります。

  • データ容量の制限
  • 速度制限の基準
  • ローミング可否
  • 解約料・機器代・工事費
  • 家族が増えた時の拡張性

Starlink miniの実体験まとめ

メリット

1. 山間部でも安定した高速通信が得られる
光回線がない地域、4G/5Gが弱い谷間でも安定して利用でき、
「移住後の通信不安」を最も強力に解決してくれる選択肢です。

2. 固定回線が引けない地域の現実的な代替手段
特に、古民家・山間部・点在集落など“光が来ない地域”では
Starlinkの存在意義が非常に大きいです。

3. 軽量で持ち運びがしやすく、移動先でも使える
Starlink mini は従来機より大幅に小型・省電力化されており、
撮影現場、旅先、キャンプ地などでも手軽に利用できます。

4. 消費電力が低い(平均20〜40W)
小型のUPSやポータブル電源でも運用できるため、
停電が多い地域に住む移住者にとって心強い仕様です。

デメリット

1. 衛星切り替えのタイミングで短い通信断が発生する
ごく短い「数秒の瞬断」が起きることがあり、
オンライン会議やリアルタイム作業が多い場合は注意が必要です。

2. 遮蔽(木・建物)に弱い
空が広く見える場所で使わないと性能が落ちやすいため、
設置場所の確保は必須。
(特に山間部では視界条件が大きく影響)

3. 設置場所の工夫が必要
小型とはいえ、
・地面からの高さ
・スタンドの安定性
・周囲の遮蔽
を考慮する必要があります。
(筆者は単管パイプでスタンドを自作)

総合評価:地方移住者にとって“最強のバックアップ回線”

Starlink mini は、光回線が十分な地域では「補助回線」ですが、
光が来ない地域では メイン回線として十分使える性能 を持っています。

  • 移住先のネット環境が不安
  • 古民家や山間部に住む
  • テレワーク・副業・配信を安定させたい
  • 写真撮影や現地取材で移動が多い

こうした人にとって、Starlink mini は
「生活の質を大きく底上げしてくれる通信手段」 と言えます。

地方移住を検討されている方は、ネット環境以外にも準備すべきポイントが数多くあります。
私が移住1ヶ月のリアル体験をもとにまとめた総合ガイドはこちら:

「何から準備すべきか」がすべて整理されています。

まとめ:地方移住は“ネット環境で決まる”

地方移住の成功を左右するのは、住居や仕事ではなくネット回線の品質です。
本記事の7ステップを使えば、移住後の「想定外の不便」を防ぐことができます。

固定回線・携帯回線が不安な地域では、Starlink miniという選択肢があなたの暮らしを大きく助けてくれます。

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関川村・地域おこし協力隊
新潟県関川村で、DAOやNFTを活用したふるさと納税の返礼品開発と関係人口の創出をやっています!2025年6月移住

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